青森への転勤は辛いってほんと?りんごだけじゃない青森の魅力!

あなたはもし仕事で青森に転勤と言われたらどう思いますか?

何もない田舎で暮らすのは辛いよね…

青森は寒くて雪も多いと聞くし心配だわ。

ただでさえ知らない土地への転勤で不安ですよね。

青森県は寒いし田舎だし辛いのでは?と思う方が多いかもしれません。

そんな方に、青森で生まれ育ち現在関東在住のわたしが、青森へ転勤が決まったあなたを勇気づけます!

青森のいいところはりんごがおいしい事だけではありませんよ!

これを読んで青森の良さを知って、青森の生活を辛いものではなく楽しいものに変えましょう。

目次

青森への転勤が辛いと感じる原因は?
考えようではメリットにもなるよ

青森で生まれ育ったわたしは青森での暮らしを辛いと感じたことはほとんどありませんでした。

寒いのは少し大変でしたが…

ただ若い時は都会に憧れたので青森に転勤と言われて不安になる気持ちは想像出来なくはないです。

青森への転勤が辛いと思う原因を探って1つずつ解決してみましょう。

人が少ないせいで寂しい?

青森県と聞くと田舎、というイメージを持つ方が多いですよね。

青森県はたしかに都心のように人は多くありません。

青森県は人口密度が低く1㎢当たり125人と45都道府県で下から7番目の41位です。

参考 「人口統計資料集2024」(国立社会保障・人口問題研究所ホームページ)

そのため転勤して住んでみたら人が少なく感じて人によっては寂しいと思うかもしれません。

ですが人が少ないことはメリットも多く、かえって快適な生活になるとも考えられますよ!

確かに人は多くなかったですね。

  1. 道路が空いていて車の運転が楽
    • 青森の道路は複雑なところが少なく見通しが良い道路が多いです。

      そのうえ道も空いているので車が多い都会よりも運転が楽。

      少なくとも私の住んでいた津軽地方は普段の日で渋滞になることは無かったです。
  2. 店の予約は必須ではない
    • 青森では普段行くお店なら空いてるので予約して行った事はなかったです。

      青森を離れて初めて家族で回転寿司チェーン店に行った時に満席で驚きました。

      周りは皆さん予約していたようでしたので。
  3. 買い物もストレスない
    • 今住んでいる所のスーパーは特売の日のたびに駐車場も店内も人があふれています。

      買い物して帰ってくるだけでクタクタです。

      青森ではそこまで日々の買い物で疲れた記憶はありません。

寒さや雪のせいで辛い?

青森が辛いと感じる原因の一つに寒さと雪があるのではないでしょうか。

実は私もとっても寒がりなので青森の寒さが辛いのはわかります。

ちなみに同じ青森県でも日本海側の津軽と太平洋側の南部では気候が全く違います。

青森県の気候

冬…津軽では雪が多く降り、南部はあまり雪は降らず乾燥した青天の日が多い

夏…津軽は比較的暑いですが南部は偏西風の影響で夏でも気温が低い日が多い

青森の冬は寒く雪が多い地域もあります。

しかし寒さや雪も楽しんでしまえば青森の冬も楽しく満喫できます。

  1. 夏は涼しい
    • 冬が寒いですが夏は比較的他の地域に比べると過ごしやすいです。

      津軽は比較的暑い日も多いですがそれでも真夏日の日数は東京の半分以下だと思います。
  2. 津軽地方は雪景色や雪遊びを楽しめる
    • 雪合戦やかまくら作り、ソリやスキーやスノボなど雪遊びがたくさん出来ます。
  3. 南部地方はスケートが楽しめる
    • 南部地方の冬は雪が少なく気温が低いことからスケートが盛んです。

      沢山のスケートリンク場があります。

  4. 冬ファッションを楽しめる
    • 関東に住んでいるとダウンジャケットやマフラーで歩いていると冬でも暑くなりませんか?

      青森では思う存分ダウンもマフラーもブーツもニット帽も楽しめます。

      スキーやスノボのファッションも楽しめますよ。

方言で言葉が通じなくて辛い?

知らない土地で理解不能な方言で話されたら誰だって不安ですよね。

青森には「津軽弁」「南部弁」「下北弁」と、地域によって3種類の方言があります。

  1. わからない言葉を質問する事でコミュ力アップ
    • 知らない方言を教えてもらう事でコミュニケーションが取れます。

      青森県民と仲良くするうちにコミュニケーション力が上がるかもしれません。
  2. 方言を覚えておくと地元に帰ってからネタになる
    • 青森の方言は響きがおもしろい方言が多いです。

      独特の響きの方言である津軽弁を覚えて地元に持って帰るときっと話のネタになって盛り上がると思いますよ。

ちなみに私が住んでいた津軽地方では毎年応募から選ばれた津軽弁の標語が道路のあちこちに掲げてあります。

こんな風に普通に道に掲げてある津軽弁の交通標語ですが津軽の人以外には呪文のように見えますよね。

これは「急いで道路を渡るとひかれるよ!」と言ってます!

面白いので地元のお友達に教えてあげると話のネタになりますよ!

津軽弁は響きがかわいいかったり面白かったりするのでぜひ覚えてみて下さいね。

遊びに行く場所がない?

初めて住む青森で遊びに行くところがわからないという方に。

青森県内で人が比較的人が集まって楽しめる場所をご紹介します。

  • 青森県立美術館
    〒038-0021 青森市安田字近野185
    TEL 017-783-3000
    • 津軽びいどろや青森出身の世界的に有名な画家・彫刻家、奈良美智の作品などが人気。
    • 四季折々の自然に囲まれたロケーションも魅力の一つでさまざまな展示やイベントを通じて文化的な刺激を提供しています。
  • アスパム(あおもり観光物産館)
    〒030-0803 青森県青森市安方1丁目1-40
    TEL 017-735-5311
    • 独特な三角錐形の建築デザインと青森県のさまざまな特産品や観光情報を一手に集めた施設。
    • 地元の食材を使ったレストランやカフェがあり地元の味を楽しむことができる。
    • 展望室からは青森市内や陸奥湾を一望でき美しい景色を楽しむこともできます。
  • 青森ねぶた祭体験館 ワ・ラッセ
    〒030-0803 青森県青森市安方1-1-1
    TEL:017-752-1311
    • ねぶたの歴史や文化を学びながら本物のねぶたの前でのハネト体験や囃子等の演奏を体験できる。
    • ねぶた祭に関連したオリジナルグッズが買えたり地元の食材を使用した食事が味わえたりする。

個人的には青森駅から徒歩8分の、海に面した開放感あふれる「青い海公園」もおすすめです!

青森へ転勤は辛くない!
りんごだけじゃない青森の良さ4つ

青森への転勤が辛いと感じる原因を知ったところで次は青森のいいところを見てみましょう。

青森には他県にはない魅力がたくさんありますよ。

ここからは青森出身の私が青森のいいところをご紹介していきます。

りんごだけじゃない青森のいいところがたくさん知って楽しく過ごしましょう!

1.海産物・米・野菜はもちろんご当地グルメもおいしい

青森には海産物やお米、野菜など数多くのおいしい農林水産物があります。

青森県のご当地グルメもたくさんあるのでご紹介しますね。

青森は海に囲まれています。

暖流と寒流が流れ込む津軽海峡のおかげで魚介類の餌が多いので海産物が豊富です。

有名な大間のマグロをはじめ、ホタテ、スルメイカなど美味しい海産物がたくさんありますよ。

  • マグロ
    • 大間町で獲れる最高級品として名高い「大間マグロ」が有名
  • ホタテ
    • ミネラルたっぷりの陸奥湾で育ったホタテは貝柱が肉厚で甘みがある
  • スルメイカ
    • 地理と自然に恵まれた豊かな漁場で獲れるスルメイカは濃厚な味わい
  • サバ
    • 大トロのように脂がのった「八戸前沖さば」は絶品

青森は平野に恵まれているところが多いため米作りが盛んでおいしいお米の品種も多いです。

  • 青天の霹靂(せいてんのへきれき)
    • 上品なツヤと甘みがあり粒が大きめ。

      餅のような弾力と自然な甘さで冷めても美味しい。
  • はれわたり
    • 粘りがありさっぱりとした甘みで飽きない味。
  • まっしぐら
    • 粘り気が少なく適度な弾力で食べ応えのある食感。

青森のご当地グルメは他では食べられない珍しいものがたくさんあります。

  • せんべい汁
    • 南部せんべいというせんべいを肉・野菜・キノコ等でだしをとった汁に割り入れて煮る八戸市周辺の郷土料理。
  • 黒石つゆ焼きそば
    • 甘辛いソースを太めの平麺に絡めて炒めた黒石焼きそばに、ラーメンのスープやそばつゆをかけた青森県黒石市のご当地グルメ。
  • イカメンチ
    • イカを細かくメンチにしてニンジンや玉ねぎなどの野菜と混ぜ、まとめて揚げる津軽地方の郷土料理。
  • 青森味噌カレー牛乳ラーメン
    • カレー粉のスパイシーさと牛乳のコクを加えた味噌ベースのスープにコシのある麺が絡んでクセになる青森のご当地ラーメン。
  • いちご煮
    • ウニとアワビをだしでさっと煮てお醤油や塩で味付けをしたお吸い物。
      元々は漁師の浜料理がルーツの八戸市周辺の郷土料理。
  • けの汁
    • 根菜類・山菜類・油揚げ・凍み豆腐などを細かく刻んで煮込み、味噌で味付けした津軽の郷土料理です。

筆者の家ではけの汁に大豆をすりつぶしたものも入っていて大好きでした。

ちなみに青森のおいしい食べ物は東京都内のアンテナショップでも買うことが出来ます!

青森の味がたくさん置いてあるので関東にお住まいの方はぜひ行ってみて下さいね。

2.青森の銭湯文化がすごい!

青森県民は銭湯が大好きです。

厚生労働省の調査結果によると人口10万人あたりの公衆浴場数が青森県は全国最多。

出典:厚生労働省令和元年度衛生行政報告例の概況 総務省統計局令和2年国勢調査

いたるところに銭湯があり、多くの青森県民は自分の車に自分専用の銭湯セットを積んでいます。

仕事の帰りや出かけたついでなど、青森県民はいつでも銭湯に行く準備が出来ています!

私も私の家族もみんな車にはマイお風呂セットが積んでありました。

青森県の銭湯の多くは早朝から営業していて朝の5時や6時から朝風呂を楽しむことが出来ます。

露天風呂があるところや朝食が食べられる所もあったりとゆっくり銭湯を楽しむことが出来ます。

青森県の一般公衆浴場の入浴料金が令和6年現在480円ですからこの料金で銭湯が楽しめるのはうれしいですよね。

3.迫力満点の祭りイベントと人気観光スポット

青森県には青森ならではのイベントや観光スポットがたくさんあります。

せっかく青森に住むのなら絶対に行ってみるのをおすすめします!

日本三大桜名所の一つである弘前公園の桜を見ることが出来る弘前城桜まつりは全国的にも有名です。

ソメイヨシノを中心に約2600本の桜が咲き誇る桜まつりには毎年たくさんの観光客が訪れます。

私のおすすめは夜桜で、特に春陽橋から見るライトアップされた桜は圧巻です!

屋台も200くらい出ていて名物の嶽きみ天ぷら黒こんにゃく、イカ焼きなどを食べることが出来ます。

弘前名物チリンチリンアイスも食べられますよ!

1つだけ注意は夜はかなり冷えるので上着はいります。

夜桜に行かれる際はアウターは必ず持って行ってください。

青森の夏のお祭りといえばねぶた祭です。

青森のねぶた祭りは毎年8月に行われていて東北三大祭りのうちの一つです。

青森の短い夏が熱く盛り上がるねぶた祭は青森に住んだら一度は行ってみるのをおすすめします。

ねぶた祭りには山車の形や地域によって種類に違いがあります。

ねぶたの種類
  • 青森ねぶた祭(青森市)
    • ねぶたと呼ばれる人形型の山車に続いてハネトと呼ばれる踊り子たちが掛け声を上げながら踊り歩く
    • 横に広く大きいねぶたとハネトの掛け声は迫力満点
  • 弘前ねぷたまつり(弘前市)
    • ねぶた絵が描かれた丸みを帯びた扇型の山車を引いて掛け声とともに練り歩く
    • ねぷた絵師が技術を駆使して美しく描くねぷた絵は圧巻
  • 五所川原立佞武多【ごしょがわらたちねぷた】(五所川原市)
    • 縦に背の高い巨大な人形ねぶたの山車が特徴
    • 大きいものだと高さ約23mもあり圧倒されます

全てのねぶた祭にいった事があるのですがどれも迫力があっておすすめです。

どのねぶた祭りも毎年8月上旬に5~7日間で開催されるのでめぐってみるのもいいですね。

十和田湖から流れる全長約14㎞の奥入瀬渓流は特別名勝及び天然記念物に指定されています。

奥入瀬渓流は散策しやすいのも魅力のひとつで、渓流沿いは車道と遊歩道が整備されていて道の周辺には木々のトンネルが続いています。

子供のころ遠足で奥入瀬渓流によく行ったな。

奥入瀬渓流は季節によって新緑や紅葉、氷瀑など様々な姿を見せてくれます。

奥入瀬渓流はバスツアーが多いので参加すると広大な奥入瀬渓流の美しい景観を手軽に楽しむことができます。

日本三大霊山といわれる恐山は青森市から車で約2時間半、下北半島のむつ市にあります。

恐山には死者の霊を呼び寄せその言葉を伝えることができるという「イタコ」がいることで有名です。

恐山は標高879mの活火山で、死後の世界や地獄との結びつきが強い山として知られています。

硫黄のにおいが立ち込め、積んだ石や地蔵が並んでいたり「かざぐるま」がたくさん立てられていて不思議な光景が広がっています。

わたしも子供のころ祖母に連れられて行って子供ながらに怖かったのを覚えています。

例年7月20日から24日には「恐山大祭」、10月上旬の連休には「恐山秋詣り」があるので興味がある方はぜひ行ってみて下さい。

4.青森でウィンタースポーツ三昧

青森は雪が多いのでスキー場もたくさんあります。

ウィンタースポーツをしたことがない人はスキーやスノーボードを始めてみるのもいいかもしれませんね。

青森県のおすすめのスキー場をいくつかご紹介します。

岩木山の北斜面にあり日があまり当たらないので雪が溶けず極上のドライパウダースノーが味わえる。

原生ブナ林に囲まれた全22コースの本格的なスキーリゾート。

最長5kmにも及ぶ長い滑走距離を持つ数本のコースからなる。

雄大な岩木山や樹氷を望みながら非圧雪の上質な雪を楽しむことが出来る中~上級者向けのスキー場。

岩木山の大自然に囲まれた絶景と良質な雪で初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースが魅力。

スキーヤーのレベルに合わせて選ぶことができる最大滑走距離約1,800mのゲレンデがある。

子供から大人までみんなが楽しめて、青森市の夜景を一望できるナイタースキーも楽しめる。

道具やウェアはレンタル出来るものと出来ないものがあるので事前に問い合わせてみてくださいね。

青森への転勤での疑問!洗濯物は

青森の転勤で疑問に思う事や困ることを解決していきます。

青森県の津軽地方育ちなので雪国の話になりますが少しでも参考になればと思います。

冬の洗濯物はどこに干す?

北国でのお洗濯物はどこに干せばよいのか?

冬は外干しだと洗濯物が凍ってしまいます。

部屋干しにしましょう。

北国の室内は常に暖房などで暖かいので乾きも早いですよ。

冬もスニーカーで大丈夫?

青森での冬の履物は?

冬は津軽地方など雪が降る地域は普通のスニーカーでは過ごせません。

雪道にスニーカーは確実に滑って転んでしまうので危ないです!

雪が降り始めたら必ずスノーシューズに変えましょう。

スノーシューズとは高いグリップ力により滑りにくく、防水性・保温性などの機能に優れている靴の事です。

スノーシューズは耐滑性に優れ水が浸透しにくくて冷えにくいので雪の日でも大丈夫ですよ。

北国は道が凍結する日も多いので用意しておくと良いでしょう。

寒冷地仕様の車がいいの?

寒い北国青森では車も寒冷地仕様にすることをおすすめします。

  • 「バッテリー」や「オルタネーター」の容量が大きい
    • 始動時に必要なエネルギーを蓄えておくことで車の負担を軽減
    • 寒さでエンジンがかかりにくくなる現象を軽減してくれる
  • 凍結対策がされている
    • ドアの凍結防止をしていたり凍結しにくいゴムを使用している車種がある
    • ドアミラーにヒーターが内蔵されている車種がある
  • ワイパーが強い
    • ワイパーが太くなっていたり劣化しにくいゴムになっている
    • 解凍機能付きのワイパーもある

また当たり前ですが冬はスタッドレスタイヤ必須です。

寒冷地仕様車は普通車と比べるとどうしても価格が高くなってしまう点がデメリットです。

費用はかさみますが安全と快適さにはかえられないですよね。

道路に雪が積もったら除雪はどうする?

青森では公道に雪が積もると市や町の除雪車が道路の雪を排除してくれます。

私が住んでいた津軽地方では結構狭い道まで来て除雪してくれていました。

夜中に大きな音で除雪車が来るので小さい頃はその音と振動が怖かったのですが今思うとありがたいですよね。

ただ朝起きると道路を除雪した雪が家の前に山になっているので雪かきは必須です。

足腰が鍛えられるしダイエット効果もあるかも…

まとめ

  • 青森は人が少なく寂しいが道路や店が空いているというメリットがある。
  • 青森の冬は雪が降り寒いがウィンタースポーツが楽しめる。
  • 青森にはおいしい農林水産物やご当地グルメがたくさんある。
  • 銭湯、観光など青森にしかない魅力がたくさんある。
  • 青森で冬に雪が降る地域の洗濯物は部屋干しが基本
  • 青森の冬はスニーカーではなくスノーシューズが必要
  • 青森の冬の車は寒冷地仕様が良い
  • 青森の公道は雪が積もったら除雪車が除雪してくれる

青森への転勤が辛いと思っている人が少しでも楽しくなるようにと願っています。

転勤は大変ですが青森のいいところを知って青森を好きになってもらえたらうれしいです。

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